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学会ポスターとは?構成のポイントやレイアウトのコツを解説

学会ポスターとは?構成のポイントやレイアウトのコツを解説

学会のポスター発表は、基本的に同じ部屋で複数人が同時に発表し、参加者は自分の興味のあるテーマを聞きに行くことができます。そして、ほかの研究者や専門家と意見交換を行います。

ポスターの作成時には、聞き手が発表の内容を理解しやすいように、構成やレイアウトに注意することが大切です。

この記事では、学会ポスターを作るときに欠かせない構成のポイントやレイアウトのコツについて解説しています。ポスターの大きさや適したフォントサイズについても記載しているため、初めて学会ポスターを作成する方もぜひ参考にしてみてください。

まず、学会ポスターとは、他の研究者や専門家などの参加者に、研究成果や内容をまとめたものを視覚的に伝えるための資料です。

一般的に学会ポスターの構成は、主に以下の5つの要素に沿って作られます。

  1. 研究の課題
  2. 目的
  3. 方法
  4. 結果
  5. 結論

必要に応じて、視覚的なグラフや図などを挿入することもあります。
なお、研究成果の発表に用いられる学会ポスターは、一般的な広告用ポスターとは異なり、論文や予稿などの文章の要点をベースにしつつ、必要な情報を明確に伝えることが求められます。

学会ポスターで用いられるサイズは、A0サイズ(841mm×1,189mm)が一般的です。発表時は900mm×1800mm程度の掲示パネルが用意されることが多いため、横幅が収まるA0サイズが多くの学会で活用されています。また、A0サイズは、一定の距離がある場合でも文字や数字が視認しやすいというメリットもあります。

会場や学会ごとにポスターのサイズが細かく規定されている場合があるため、作成する前に確認するようにしておきましょう。

基本的に、学会からの指定がない限りフォントサイズは決まっていないものの、1~2m先からでも見分けがつきやすいフォントサイズで作成することが推奨されています。
また、タイトルや見出しなどは、通りがかりでみても研究概要を視認しやすいフォントサイズにしておく必要もあります。

例えばA0サイズの場合、目安として以下のフォントサイズがおすすめです。

  1. タイトル :70~90pt
  2. 小見出し :60~70pt
  3. 本文   :32~40pt
  4. 氏名・所属:48~54pt

また、見出しの文字の大きさに差をつけるなど、フォントサイズを適度に豊富にすれば視覚的なメリハリも期待できます。文字量や全体のバランスをみながら調節していきましょう。

学会ポスターを作成する時は、以下の3つのポイントが大切です。

  1. 「何を伝えたいのか」を分かりやすくする
  2. 余白をつくって視認性を高める
  3. シンプルな色使いでまとめて工夫する

これらのポイントを意識することで、研究結果をより効果的に伝えられます。
それでは、各ポイントについてみていきましょう。

学会ポスターを作るとき、まずは「何を伝えたいのか」がわかりやすいデザインを意識しましょう。

学会ポスターは、研究の成果を正確かつわかりやすく提示することが求められます。そのため、読み手が瞬時に要点をつかめるように、情報を詰め込みすぎないことが重要です。

例えば、

  1. 文字の書体や大きさ、文字量に注意する
  2. 見出しを使って、項目ごとに分ける
  3. 箇条書きでまとめる
  4. 図や表を効果的に盛り込む

など工夫することで、ポスターの全体像がわかりやすくなるでしょう。

学会ポスター作成時は、「余白を作る」ことも大切です。

タイトルと本文の間や図と文字の間など、項目ごとにグリッド(高さや幅の規則性)を意識して適切な余白を確保することで、読みやすさが向上するでしょう。また、周囲の余白を適度に配置することも、ポスター全体がスッキリとして見やすいレイアウトになるため、読み手に読みやすい印象を与えます。

A0サイズの場合は、周囲は最低30mm、項目間は最低50mm程度を目安に余白を配置すると良いでしょう。

シンプルな色使いでまとめることも、構成のポイントの1つです。

学会ポスターでの配色は、メッセージの伝達力に大きく影響を与えます。読み手の気を散らさないように、ポスターデザインはできるだけ2、3色に絞って色を使うようにしましょう。また、アクセントカラーは多用せず、最小限のみ使うことで強調したい部分を効果的にみせることができます。

多くの色を使ったり、凝った装飾をしたりすると、かえって読みにくくなるため注意が必要です。

印象に残りやすい学会ポスターを作成するには、カラーやフォントだけでなく、読み手の「視線の流れ」を意識することも大切です。
バランスよく配置したいという方は、以下のポイントを押さえて、学会ポスターのレイアウトを組んでみましょう。

学会ポスターが横書きレイアウトの場合は、Z型のスタイルがおすすめです。

人の目線は、無意識のうちに決まった動きをします。その中でも、アルファベットの「Z」の形に沿って左上から右下にかけて視線が流れるパターンを利用するのがZ型です。このスタイルは、チラシや横書きのパンフレットなどさまざまな媒体で使用されています。

取り入れる場合は、一番見てもらいたい重要な情報を左上に、二番目に見てもらいたい情報はその右横に、といったレイアウトを心がけると良いでしょう。

Z型のスタイル

縦書きレイアウトの学会ポスターを作りたい場合は、逆N型のスタイルも効果的です。

逆N型は、左上から始まって左下、そして右上から右下のような流れで視線を誘導します。また、逆N型のスタイルにすることで読み手にストレスを感じさせることなく、自然に情報を伝えられるのです。

  1. 大きなグラフデータを入れたい
  2. 注目させたい記述項目がある

など、載せる情報に強弱がある場合は、逆N型のスタイルを活用することをおすすめします。
Z型と同じく、重要な情報や目立たせたい情報は1行目にある左上の部分に配置するようにしましょう。

逆N型のスタイル

学会ポスターを印刷する場合は、専門の印刷会社に依頼するのがおすすめです。学会で使用するA0サイズのポスターは(841㎜×1,189㎜)と大きいサイズのため、、一般的な家庭用のプリンターでは印刷することはできません。

パネルキングのオリジナルポスター印刷なら、学会ポスターでも使用されるA0サイズも印刷することができます。用紙の種類はマット合成紙・フォト光沢紙・半光沢紙の3種類から選べ、1部から簡単に注文できるのが特徴です。

下記の購入ページから学会で使用するポスターを注文することができます。ぜひご覧ください。

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学会ポスターは、学会で研究成果や内容を効果的に伝えるための重要なツールです。参加者を惹きつけるポスターを作るために、まずは「何を伝えたいのか」を分かりやすくすることを意識し、そのうえで図や表、構成ポイントなどを活用しながらまとめていきましょう。

パネルキングでは、学会ポスターで使用されるA0サイズはもちろん、小型なA2や大型なB0サイズなど全8サイズを取り揃えています。
学会ポスターに限らず、ポスターを印刷したい場合はぜひご覧ください。