顔はめパネル・顔出しパネルの穴の大きさについて

遊園地や動物園、観光スポット、イベント会場などに設置される顔はめパネルは、手軽に面白い写真を撮ることができるツールです。 顔はめパネルにおいて大事なのが「穴のサイズをどの程度の大きさにするか」という点です。 大人や子供、性別など人によって身長や顔の大きさが異なるため、利用者を想定して適切な穴のサイズや位置を探る必要があります。
この記事では、顔はめパネルの作成を検討している方に向けて、顔出し部分の穴の参考サイズや考えるべきポイントについて解説します。
顔はめパネルの穴の推奨サイズや平均サイズとは
顔はめパネルは、何を優先するのかによって顔出し部分の穴のサイズが異なります。 例えば、「多くの人に使って欲しいから一般的なサイズにする」「パネルのデザインに合わせて穴をあける」「パネルを使うであろう人を限定して穴をあける」など、さまざまな考え方があります。 以下に考えられるパターンをまとめました。
平均的な穴のサイズ | 横140〜180mm×縦180〜200mm程度の楕円形 |
子供向けの小さめの穴のサイズ | 横130mm×縦160mm程度の楕円形 |
大きめの穴のサイズ | 横160〜180mm×縦180〜200mm程度の楕円形 |
デザインに合わせた穴のサイズ | デザイン次第。穴が小さくなりがちなので注意 |
それぞれのサイズについて詳しく解説します。
顔はめパネルの平均的な穴のサイズ
ターゲットを限定せずにさまざまな層に写真撮影をして欲しい場合、顔はめパネルの穴は平均的なサイズにしておくのが無難です。 観光スポットなどに設置してある顔出しパネルのサイズ、あるいは顔はめパネルを作成している印刷会社が勧める平均的な穴のサイズは、横140〜180mm×縦180〜200mm程度の楕円形です。 この程度の大きさで穴をあけておけば、大人であっても顎からおでこまですっぽりと収めることができます。

子供向けの顔ハメパネルの穴のサイズ
子供向けの施設やイベントなどに設置する顔はめパネルの場合、パネルを使うのは主に子供という想定になります。 先ほど平均的なサイズとして挙げた横140〜180mm×縦180〜200mm程度の穴は、子供にとっては大きすぎて顔の周りに余白が生まれてしまう場合があります。
子供向けの顔はめパネルの場合は、やや小さめの横130mm×縦160mm程度の楕円形がおすすめです。顔が小さい子供であっても違和感なく使うことができるでしょう。

顔はめパネルに大きめに穴をあけたい時のおすすめサイズ
人によって顔の大きさが異なるのはもちろんですが、他にも眼鏡をかけている人は穴の横幅に眼鏡のフレームが引っかかってしまうケースもあります。 さまざまな人が利用する想定なら、顔はめパネルの穴はゆとりを持たせておきましょう。 眼鏡が引っかかるケースにおいては横幅が狭いことが原因になるため、目安として横のサイズを160mm以上にしておくとよいでしょう。

デザインにあわせてくり抜きたい場合
顔はめパネルのデザインによっては、円形や楕円形ではなくデザインにあわせて変形した穴の方が面白い場合もあります。 例えば、キャラクターの髪型や帽子、装飾品などに沿って穴をあけたり、顔だけでなく上半身や手、あるいは横顔をはめ込んだりする顔はめパネルもあります。
デザインにあわせた穴を空けると、顔をはめた時にデザインとの一体感がより高まりキャラクターへのなりきり度も上がります。 ただし、キャラクターの髪型や帽子などに沿って穴をあける場合は、その分穴が小さくなってしまうこともあるので、バランスには注意しましょう。

顔はめパネルは穴の位置も重要
顔はめパネルでは穴をあける位置も大切な要素です。 一般的には、身長が低めであっても使えるように平均身長より低めの位置で、かつ身長が高い人でも無理な姿勢にならない程度に少しかがんで顔が出せる高さ、が理想となります。 目安としては、大人向けの顔出しパネルの場合で150cm~180cmの位置、子ども向けの顔出しパネルなら高さ120cm~150cm程度です。 穴の位置が高い場合は、必要に応じてパネルの裏側に踏み台を設置し、誰でも顔を出せるようにするなどの工夫をするとよいでしょう。

まとめ
顔はめパネルはその場所を訪れた人が気軽に記念写真を撮影できるツールです。 顔を出す穴のサイズや位置、形にこだわることで利用者により使ってもらえるようになる可能性があります。 スマートフォンでのカメラ撮影やSNSが普及している現代では、顔はめパネルを楽しんでもらいSNSに投稿してもらうことが、その観光地やイベントの宣伝にも繋がるため、客層を意識して穴のサイズや位置を考えてみてください。

