アクリル板の素材や特徴・用途について解説!

強度もありながら扱いやすいアクリル板は、パーテーションや、受付、ディスプレイなどにも活用できる素材です。今回は、アクリル板の特徴についてや、他の素材との違い、具体的な用途などについて解説していきます。
アクリル板の素材とは?
アクリル板に使われている素材は、その名の通り「アクリル樹脂」と呼ばれるプラスチック類のひとつです。「メタクリル樹脂」と呼ばれることもあります。このアクリル樹脂を板状にした「アクリル板」は、丈夫ながらも軽量で扱いやすいのが特徴です。透明でガラスに似た特性があり、ガラスの代替品として使われることもあります。
アクリル板とプラスチックの違い
アクリルは、熱可塑性樹脂(ねつかそせいじゅし)に分類されるプラスチックの素材の一種です。また、プラスチックとは「合成樹脂」と同じ意味であり、アクリル板は「アクリルという合成樹脂を使った板」と表現することもできます。
アクリルはプラスチック類の中でも加工がしやすく、透明度が高いという特徴があるうえ、比較的コストがかかりにくいことから、さまざまな用途に使われています。
アクリル板とガラスの違い
遠くから見ると透明で見分けがつきにくいですが、アクリル板とガラスは異なる素材です。アクリルはプラスチックなので軽く、割れにくいですが、ガラスは重量感があり、大きな衝撃を与えると割れてしまいます。
しかし、細かな傷などは、アクリルの方がつきやすくガラスの方がつきにくいです。また、ガラスには、強化ガラスなど防犯性の高い高価な種類もあります。高級品を飾るようなショーケースには強化ガラスを、一定期間のイベントで展示品を飾る際はアクリル板を使うなど、用途に合わせて使い分けましょう。
アクリル板の特徴
素材についての特徴や違いを知ったあとは、アクリル板自体の特徴について解説します。実際にイベントで活用する際は、アクリル板の特性も配慮して有効的に使いましょう。
強度があり割れにくい
アクリル板は、耐衝撃性に優れているので割れにくく、10〜20年使えるといわれるほど強度があるのが魅力です。もしも破損した際も、破片が飛び散りにくいのも特徴です。また、水圧にも耐えられるため、水槽としても使えます。
軽量で扱いやすい
アクリル板の重さは、一般的なガラスの半分程度といわれています。とても軽量なため、素人でも扱いやすく、持ち運びやすいのもアクリル板の特徴のひとつです。期間限定のイベントや、店舗の改装、自宅のちょっとしたDIYなどにも幅広く活用できます。
透明度が高い
アクリル板は、全光線透過率90%以上と、一般的なガラスと比較しても透明度の高い素材です。精巧なフィギュアや手作りの品などのディスプレイにもぴったりです。また、パーテーションとして使っても、お互いの表情を見ながら話ができるため役立ちます。
アクリル板の用途
以下は、アクリル板の用途の例です。アクリル板は耐久性に優れているので、汎用性が高いですが、熱に弱く燃えやすいため、火気のそばで使うのは控えましょう。
利用シーン | 用途 | |
---|---|---|
個人 |
・コレクションケース ・階段の手すり ・キャットウォーク ・水槽 ・テーブルトップ |
![]() |
企業・飲食店 |
・パーテーション ・ディスプレイ・ショーケース ・受付窓口 ・扉 ・窓 |
![]() |
まとめ
アクリル板は、軽くて扱いやすく、強度もあるためさまざまな用途で使うことができる道具です。アクリル板を自社のイベントや店舗で使おうと検討している人は、弊社で扱っているアクリルパーテーションも併せてチェックしてみてください。
