アクリル板の掃除方法と正しいお手入れ方法についてご紹介!

飛沫防止や仕切りのためのパーテーション、見せる収納ができるコレクションケース、室内窓や看板など、アクリル板は様々な場面で活躍している素材です。ガラスよりも割れにくく軽いというメリットがある一方で、表面に傷がつきやすく劣化しやすいというデメリットもあります。
この記事では、アクリル板の掃除方法とお手入れ方法について解説しています。アクリルをきれいな状態で長く使うためには、その特性と正しい扱い方を知っておくことが大切です。
アクリル板の掃除が必要な理由

アクリル板は軽くて加工しやすいため、様々な用途に用いられる素材です。透明度が高く、ガラスの代用として使われることもあります。その反面、汚れが付着しやすく、適切な掃除をしないと劣化してしまう素材でもあります。まずは、アクリル板の特性と汚れの原因について押さえておきましょう。
汚れが付着しやすいアクリル板の特性
アクリル板は静電気をためやすく、空気中に漂うホコリを寄せ付けるという特性を持っています。付着したホコリに水分や油分が吸着することで汚れとなり、アクリル板がくすんで見えます。また、手垢などもつきやすいため、放置すると見苦しくなってしまいます。
黄ばみ・くすみ・キズの原因
アクリル板は、黄ばみやくすみ、キズなどで劣化します。黄ばみやくすみの原因は汚れの蓄積や紫外線の影響、キズの原因は不適切な掃除方法です。黄ばみやくすみ、キズがつくことで、アクリル板本来の透明度が低下します。
アクリル板の基本の掃除方法と手順
それでは、アクリル板の基本的な掃除方法をご紹介します。
アクリル板を掃除するには以下アイテムがおすすめです。

アクリル板の基本の掃除手順
①まずは乾いた布で軽くホコリを払う。
②水で濡らした柔らかい布で優しく拭く。
③汚れが落ちにくい場合は、中性洗剤を薄めて使用する。
④最後に乾拭きして水分をしっかり取り除く。
アクリル板に使用しても良いクリーナーや洗剤の種類
・中性洗剤(台所用洗剤を薄めたもの)
・アクリル専用クリーナー
・静電気防止スプレー
アクリル板におすすめなクロスやスポンジ
・マイクロファイバークロス
・柔らかい綿の布
・スポンジは傷がつかないものを選ぶ
アクリル板の頑固な汚れを落とす方法
上記の基本的な掃除方法では落ちない頑固な汚れがついてしまった場合、以下の方法を試してみてください。
油汚れ・手垢の落とし方
油汚れや手垢を落とす際は、中性洗剤を薄めた水を柔らかい布に含ませて優しく拭き取るのが基本です。それでも汚れが落ちなければ、アクリル専用クリーナーを使ってみましょう。
タバコのヤニやくすみを除去するコツ
タバコのヤニやくすみを落とす際は、アクリル専用クリーナーや重曹を溶かした水を含ませた柔らかい布で優しく拭き上げてください。繰り返し拭くことで、アクリル板の透明度が復活すると言われています。
静電気防止でホコリの付着を防ぐコツ
汚れの原因となるホコリの付着を防ぐためには、静電気防止スプレーがおすすめです。静電気防止スプレーはホームセンターや雑貨店などで販売されていますが、家庭用の柔軟剤を薄めた水でも代用可能です。
アクリル板の掃除でやってはいけないこと

続いて、アクリル板を掃除する上でやってはいけないことをまとめました。ついやってしまいがちな事柄ですが、劣化の原因になってしまうということを覚えておきましょう。
使ってはいけない洗剤・アルコール・薬品
アルコールやシンナー、ベンジンは、アクリル板には使ってはいけません。素材によっては消毒や染み抜きとして有効なこともありますが、アクリル板に使った場合は細かいひび割れや白い濁りが発生してしまいます。塩素系洗剤や研磨剤入りのクリーナーも、アクリル板には使えません。
キズをつけないための注意点
乾いた布で強くこする行為も、アクリル板にはNGです。アクリル板は表面が柔らかく、すぐに傷がついてしまうからです。硬いスポンジや研磨剤入りクロスも、同様の理由で避けるようにしましょう。
やってはいけない掃除方法
先ほどもお伝えしたように、アクリル板は表面が柔らかく傷がつきやすい素材です。柔らかい布や濡れた布であっても、こすりすぎると細かい傷がついてしまいます。力を込めず、優しくそっと拭くようにしてください。また、直射日光の下で掃除すると、洗剤の成分が残りやすいと言われています。
アクリル板を長持ちさせるためのメンテナンス
最後に、アクリル板を長持ちさせるためのメンテナンスのコツをお伝えします。日頃のちょっとした気配りで、アクリル板をきれいなまま長く使うことができます。
掃除の頻度について
アクリル板の日常的なお手入れは、乾拭きで十分です。乾拭きでは落ちないホコリや汚れを落として劣化を防ぐため、週に一回程度は水拭きを行ってください。
長期使用するための保管・管理方法
直射日光は、アクリル板を劣化させる原因の一つです。直射日光を避けて室内で保管することで、長期間使用することができます。使わない時はカバーを掛け、ホコリや紫外線を防ぎましょう。
まとめ
アクリル板の特性と基本的な掃除手順、掃除の際にやってはいけないこと、長持ちさせるためのメンテナンスについて解説しました。
軽くて扱いやすいアクリル板は、身の回りの様々な場面で目にすることができます。特に、飛沫防止対策として使われるパーテーションは、設置の手軽さと透明感を活かしたアイテムです。パネルキングでは、土台にアクリル板を差し込むだけで設置できるアクリルパーテーションを取り扱っています。購入や買い替えをご検討の方は、ぜひ詳細ページをご覧ください。

※パネルキングではアクリル板を掃除するアイテムの取り扱いはございませんので、予めご了承ください。